“アツアツ”鉄板をつかさどる“クセ強系大将”が営む渋めの酒場…。隠れ家的っていうか、そもそも場所がわかりにくいんじゃぁないのかい?
日本酒樽酒はかなり珍しめ、上州のよいどれおやじは行くべし。
どうも、よいどれおじさんです!
今日は仕事帰りに太田にある「秀萬」へ。
群馬県太田市…、仕事柄ここ太田にはちょいちょい来るんだが、SUBARUの企業城下町のようだ。
Wikipedia曰く「製造品出荷額等が3兆円に迫る北関東工業地域最大の工業都市」とのこと。ふーん、すげぇじゃん…。確かに太田駅からSUBARUの立派な社屋が見えたりはするものの、第二産業とは接点があるわけではないので、実感がないな、正直。工業団地が郊外にあって、そこにイロイロあるんだろう、よくわからんが。
よいどれおやじが精通しているのは太田の“別の産業”、言い換えれば“第三次産業”、もっといえば太田駅南口からすぐの北関東最凶クラスの異色の歓楽街“南一番街”…。数々の失敗と後悔を繰り返したこの街、辛酸をナメた夜しかないかもしれない…。
南一番街は、同じく北関東の宇都宮オリオン通りとも違うな…、小山っぽいというか沖縄のコザっぽい感じと言っていいのか異国情緒漂う感じ、ハマる人はハマるんじゃないのかねぇ…(ニチャア)。
街としてはどっちかというと、オトナの歓楽街寄り、つまり夜系のお店が多いので、よいどれおやじ向けの酒場は多くはないんだが、それでもディグるといくつかあるから紹介していくゼよ…。

本日の現場は「秀萬」、ここは太田駅から徒歩5分くらいの場所にあるが、通常は通らないような道路に面し、明後日の方を向いているため、最近までその存在に気付かなかった店。灯台下暗し、光陰矢の如し、だな…。


面構え、エクステリアもよし、だな。ライト感・看板もなかなか渋め。「みつを」風の、メニューというか紹介テキストもイイ感じ。これは地元のヤジオ達がカウンターで呑んでたりする系かな。一風料亭風でもあるが、入店してみっか…。

入店……先客は、誰もいなかった…。ただ、テレビの音だけが流れる店内。店員もいないようだ…。すみませ~んを連呼しても一向に出てこない、一度店をでて暴力的にドアを開け閉めしても誰も出てこない。大将がぶっ倒れてるんじゃないのか?救急車とか呼ぶことになるのか…、と考えていると、大将が現れた…。鳩が豆鉄砲喰ったような顔していたところをみると、大将ご休憩中(昼寝)でした?
…この時点で確定した、この店はオヤジの趣味でやってる店だな…。
オヤジも暇そうだし、話しながら呑むしかないよな?


店内はこんな感じのカウンター席と奥に座敷があるのか…。本日土曜だが19時で客ゼロとは、なかなかだな。デカめの鉄板と、これこれ、樽酒があるゼよ…。この道40年の大将曰く、熊谷にも「秀萬」はあるようで、そちらは大将の兄貴が営んでいるよう。太田の大将も元々は熊谷で兄弟仲良く働いていたようだが、現在は別でやっているよう。方向性の違いか、性格の不一致か、はたまた“ナニ”かあったのか…、初見の店なのでそこまで“デリケートゾーン”に踏み込めなかったのが悔やまれる、今度聞いてみよう。
客層はSUBARUの従業員とかではなく、観光客が多いとのこと。子も孫もいるとのことだが、店を継がせることもないため「秀萬」は大将の代で終わりを迎えるよう。事業承継希望の方、いらっしゃれば…。
そんな独特の語り口でいろいろお話してくれる大将に、さっそく樽酒を頼む。日本酒は「剣菱」(兵庫)か…、なぜに地元・群馬の酒じゃないのか、と思ったが「剣菱」は「“肩書き”よりも“味”」のようで、大将のその姿勢と重なるところもあるのか、ないのか…。樽の隣にある白い椀のような注ぐ容器を取り出し、樽のセンを抜いて慣れた手つきで注ぐ。そして…。

こんなマスに注がれ提供される。これはナカナカいいだろ?割とこのご時世で珍しいスタイル。一緒の出されたシオは、どう使うのか知らんので、とりあえず呑むか…。グビっ!ヒノキのかほりとともに呑むとはイキだねぇ…。
そうなると次はマミツーだろ?


メニューは基本これ、焼き物・鉄板焼きがメイン。飲料も基本的にはビール、焼酎、日本酒、梅酒など渋いものだけ、カシスソーダとかカルーアミルクとかはないから注意が必要だゼ…。“そういうの”が呑みたいなら、駅前にモンテローザグループの魚民があるから、そっちに行ってくれよな?
ほたてやき、とりやき、ピーマンやき、やきそばをオーダー。

酒を呑みながら店内ウォッチ。きたきた、クセ強系個人酒場のド定番「みつを」グッズ、“一生感動 一生青春 by みつを”、言ってることはイイんだけど、文字にされるとちょっと照れちゃうよね…?“みつを”をマミツーに酒を呑めるくらいのメンタルが必要だな。


店内のこの大鉄板で大将の妙技が見られるのか、ワクワクすっぞ…。って‥タ、大将!ピーマンとかは裏のガス台でフライパンで調理するスタイルなのか…。まあ、酒を呑みながらテレビでも見るか。

ほほ…、ピーマンは、うむ、ピーマン。それ以上でもそれ以下でもないな。バリバリ喰ったら、グビビっ!「剣菱」で流す。うーむ、日本酒とあうのか、あわないのかもはやわからんな。
日本酒を呑み過ぎてあまり記憶がないが、とりやきとやきそばは目の前の鉄板で調理してくれた気がする…。


グビビっ!タル酒と流すと最高だな。会計&退店だな。大将、また来ます。

おっとっと、ちょっと店に忘れもんしちまってぜ…。「秀萬」に取りに戻ろうとしたが…おいおい、大将、モノの20分程で閉店作業完了かよ?まだ21時だぜ…、きよきよしい程の商売っ気のなさ、“よいどれクセ強百名店”に認定だな?
酒場情報
秀萬
住所:群馬県太田市飯田町634-1
決済方法:まあ現金だね


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